昭和41年に建てられたプレファブ住宅の全面リフォーム工事。一枚の壁によってダイニングが暗く感じられたのが第一印象。予算の関係上既存の間仕切り壁、建具枠はできるだけ残すことにし、最小限の間取りの変更で日当たりと通風を改善させた。壁・天井に断熱材を施し、ダブルサッシにすることにより太陽光だけでも暖かく感じる室内環境となった。女性の一人暮らしということで面積に余裕があったために、一室は棚とハンガーパイプを設け、収納部屋とした。寝室とこの部屋をつなぐ扉は天井一杯の枠のないディテールとしている。一枚の回転する板があるだけなので風が流れやすく、同時に部屋が奥に続いているような視覚的効果も狙った。
建物概要
| 工事種別 |
リフォーム工事 |
| 所在地 |
埼玉県北本市 |
| 用途 |
専用住宅 |
| 床面積 |
60.96㎡ |
| 完成 |
2013年 3月 |
| 設計監理 |
アトリエ・アルコ |
| 施工 |
株式会社THモリオカ |
| 撮影 |
坂下智広 |