空を見る家


自宅兼アトリエの建物。敷地は同じようなボリュームの建物が建ち並ぶ住宅街。陽が差さないイメージの旗竿地だったが、高い位置に窓を設けることにより、まぶしいほどに明るい室内となっている。南側隣地に将来家が建つことを想定し目線には窓を設けず、左右の隅角部に開口を設けた。2階にリビングダイニングを配置したのだが、敷地長手分の幅があり、角隅の視線が抜けることによりさらに広がりを感じさせる。勾配天井が3.4m近くまで上がり、のびやかな空間となっている。建物の形状をシンプルにし、構造材を小さく抑えることによりローコストを実現している。

建物概要

工事種別 新築工事
所在地 東京都三鷹市
用途 専用住宅
床面積 86.77㎡
完成 2016年5月
設計監理 アトリエ・アルコ
施工 株式会社THモリオカ
撮影 坂下智広